トーリ

マザー!のトーリのネタバレレビュー・内容・結末

マザー!(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

なるほどね、わからん‼️
でもこういう映画はストーリー自体よりもストーリーの中核にある抽象的な部分を感じ取るものだと思っているので、大丈夫です。(大丈夫です)

衣食住の「住」ってそこまで大切か?と今まで思っていました。が、この映画を見て改心しました。
衣食住の「住」の大切さを改めて知らしめようキャンペーンてきな。
監督それが目当てなんじゃないってくらい。


見ていてとても没頭しました。
何にでも感情移入する人間なのですが、私の中でコレいい映画だなって思う要素の一つが「どれだけ没入感があるか」なので『マザー!』はとても素敵な映画だと思います。
住を穢されることの不快感と嫌悪感と憎悪と…とにかく負感情パラダイスでした。

絶妙に不快で不躾な人間の描写が上手くて腹が立ちました。そこまで立ってはないんですけどね。
特に最初の訪問者の奥さん、演技とディレクションが凄く魅力的でした。
こういう人いるよな〜って描写がすごい。
職場にいたら絶対厄介なタイプ


思い通りにならない歯痒さが満載ですね。
夫は恐らく丈夫で誰に対してもアットホームであるべき「家」を求めてると予想してます。
だから無理難題にも耐えろって耐久性を試してるんですかね…終着点がどうなのか分からないところに恐怖。


私がローレンスだったら、最初の訪問者の時点で結構無理なので始末してますし、夫に始末されてますね。

主人公自身が「家」であることは薄々気がついていたのですが、夫…え、なんて?
一番不気味なんですけど彼。
あまり深く追求する部分ではないと思いますが、生きてるんだ君って思いました。

あと、そういう癖でしかないですよね。
家ワイフ癖っていうんですかね知りませんけど。人には人の性癖があるので良いと思います、、、



鑑賞後の一番新鮮な感想を書き留めたいので、下調べせず書き殴ってます。
なので知識不足ゆえに分からない箇所が多々ありました。

一つ目は初訪問者の男の腹傷
感染症かなにかでかぶれてるのか、訳ありの傷持ちなのか。(恨みを買われがちとか)

主人公(妻)の潔癖加減の示唆ですかね。
私も結構新鮮な傷が見えちゃったら「えっ手当しましょうか!?」と否応なしに言っちゃいそうですが。全然潔癖とかではなく。

二つ目はトイレに流した寄生虫
SFホラーだったりするの?と思いましたが幻覚の類ですかね。


新たな見解を抱ける映画ですが、好きかと問われると決して好きじゃないです。
抽象派ではないので向いてないだけだと思う。ボボボーボ・ボーボボは好きなんですけどね。
トーリ

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