serina

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのserinaのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

人情溢れる描き方は『ターミナル』と同じ温度感。父親の死をフライト中に聞かされたフランクは、トイレに駆け込んで鏡に映る自分を見つめながら、赤ワインで汚れたカーペットの上で、音楽に乗って踊る両親を思い出してたんだろうなと思うと心が痛い。父親の経営が傾いて督促に追われるようになった途端、愛想尽かして金持ちの知人と再婚した母親を見た17歳の少年は「ぼくがお金を稼げば2人はヨリを戻すはずだ」と考えるのも無理はない。父親譲りの人を騙すセンスで、ピンチを乗り切っていくのは見てて気持ちいい。やっぱり、FBIのフリをするシーンが1番好き。
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