Yukaneko

ファンタジアのYukanekoのレビュー・感想・評価

ファンタジア(1940年製作の映画)
3.3
ディズニースタジオのアニメーターさんたちが、音楽を聞いてイメージをアニメーションにした芸術性の非常に高い作品。
ディズニースタジオファンは必見!
世界初の長編カラーアニメーション「白雪姫」から3年、映像表現もグレードアップしてる。

ディズニーアニメーション特有の歌やセリフを抜きにして、どのような映像表現をするのか見たいという人にもおすすめ!

本当に本当にファンの方には失礼なのですが、数回観ても全てどこかしらで居眠りしてしまう。繋ぎ合わせた記憶でこれを書きます。

バレエで使われる曲などが本来の意味とは違う捉え方で表現されるのがまた良い。

音楽では、「金平糖の精の踊り」がとても好き!どこかミステリアスで可愛らしくて良い。

ステゴサウルスとテュランノサウルス(誤字ではない)のシーンは、ディズニーランドのウエスタンリバー鉄道を思わせる。
可哀想だけど、生物はこのようにして進化してきたのだと改めて思う。ネイチャームービー。

エンゼルやペガサスが出てくるのも、可愛い!色鮮やかで華やかさもあるけど、ディズニーのキャラクターってやわらかさがあっていいよね。

ダチョウ、カバ、ワニたちも人間みたいな描き方で艶っぽさを感じる。

はげ山の一夜の、ペラペラのお化けが飛んでくシーンがすごくおもしろい!
チェルナボーグの怖くて強い支配者感が良い。見上げる構図が素敵だな。
カラフルな炎や混沌とした状況も見入ってしまう!

実験的で、個々のアニメーション作品に着目することなく、制作スタジオの力を堪能できて良い。けど、2時間は長いかな…
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