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ケイン号の叛乱のシネマのレビュー・感想・評価

ケイン号の叛乱(1954年製作の映画)
3.4
1954年 アメリカ映画

"米海軍の艦船で反乱は一度も無い。
この映画は事件ではなく人間のありようを描いている。
時は第二次大戦中…"

老朽掃海艦ケイン号が舞台。
海軍兵学校を卒業したばかりのキース少尉が主人公。
プリンストンを1941年に卒業、海軍兵学校ではトップ5%の成績だったため、空母か艦隊に配属されると思ったら、ぼろぼろの艦だった。おまけにだらしない様子に愕然とする。
大きなミスをして艦長に目をつけられる。
1943年11月フィリップ・F・クラーク少佐(ハンフリー・ボガート)が着任し艦長が交代し変化を期待するが…。


☟感想☟

『クリムゾン・タイド』に続き反乱モノ。最初の艦長の顔が似てる!と思った。アメリカの艦長はこういうイメージ?なの?

1954年だから実際に従軍経験のある俳優も出演しているのだろうな…と顔に大きな傷痕がある俳優を見て思ったらwikiによると交通事故の傷痕で、その時に頭蓋骨にプレートを入れたため入隊資格を失ったとのこと。

防護クリームをパックのように塗りながら「敵がすくみあがるぞ」という字幕、英語では「ジャップ」って言ってた。
マレーシアのららぽーとが歴史を知らないと思われる日本人が作ったため閑古鳥が鳴いているという記事を読んだばかりなので、ふとこの訳で大丈夫?と。
その時代の人や関係者はフィクションとわかっていても後の人や無関係な人が観たら「これが当時のリアル」と思って自分で別途調べないままだとそうなってしまうのを危惧するようになったので。自分も気を付けなくちゃ。

観る前はハンフリー・ボガートが主演かと思ったけど、脇役。
戦争帰りの人の変貌を見たことがあるとより理解できるかもしれないけど、自分がお会いしたことがあるのは心身ともに乗り越え精神が安定したお年寄りばかりなので参考にはならず。

もしかしたらロマンス部分はいらなかったかもしれない。
でも、オチがとても良かった!👍️笑った😆
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