美しいから、恐ろしい。
あの豪華絢爛のお屋敷。とても美しく華やか。だからこそ最初からしっかりと何かが起こる空気感が内包されてる。
ある時間を複数人の視点から描く、そのやり方に工夫があって、これまた奇妙な空気感を煽るよう。しかも、この時間まき戻りの描写がラストに生きてくる!すごい。
キャスト陣、みな、美しい…!!
キーラナイトレイにジェームズマカヴォイ、シアーシャローナンっていう、もう私が大好きな役者ばかり!
それぞれ狂気をうちに秘めてる表情が、恐ろしい…。美しい。
過ちをせずに生きることは不可能だけど、その過ちが誰かの人生を狂わせるものだったとき、どんな風に生きれば良いのか。
その規模を非常に大きくしたのが戦争なのか。
戦争の激化とブリオニーの罪の意識の顕在化が重なるように描いていたのには意味があるはず。
つぐなうための一冊を作るためだけに生きた彼女の人生。…。