パトリス・ルコント監督。ダニー・ブーンとダニエル・オートゥイユのコンビが絶妙すぎる。
人懐っこくて面白いタクシー運転手ブリュノを演じるのがダニー・ブーンって適役すぎ!
前半のコメディで笑って、後半にいくにつれシリアスに。だけどシリアスすぎないのが良い。
ブリュノの悲しげな顔はこっちまで悲しくなるくらいに情を引くが、それもあってのあの結末。よい話だなぁ。
ブリュノの言うことがいちいち良い。感じ良さ・笑顔・誠実さが大切…ってわかっているけどなかなか完全にはできない。でもそれをブリュノを通してダニー・ブーンが言ってる気分にもなり説得力がついてる気がする。
自分のお葬式に参列者が何人来るか?は考えたことある人多いんじゃないかな。わたしも考えたことある。
知り合いと友人と親友を混同している人をよくみかける。親友とお互いに思える仲の人ってどれくらいいるだろうか。そんなに多くないと思う。
あらためて友情のすばらしさ、心を開くことの大切さを知る作品。