このレビューはネタバレを含みます
自分が好きそうな映画だなぁと思ってみたら自分が好きなそうな映画だった。
子供と子供とは無縁そうな男の話って、割と王道な組み合わせなんじゃないか。チャップリンの『キッド』、トムハンクス『この茫漠たる荒野で』、『レオン』、コーエン兄弟『トゥルー・グリッド』他にもありそう。
こうみるとオチが分かれてる。前二つは二人が一緒になるハッピーエンド。後者は死が2人を分つちょっと悲しいエンド。この映画は前者
変に仲良くもさせず、感動シーンもなく、感情の表出は割とあっさりしている。
それでもなんか良い気分になれる。
変にしつこくしなくて良かった。人間ドラマを深く描くというよりかは旅の出来事を流れのままに描くのがロードムービーの(というかこの映画の)いい所
人の墓から花盗ってくのと、騙されてることも知らず男を騙すような女にはなるなよと言うところと、香水の匂いで車の窓を開けられる不服そうな表情と、タバコ咥えてキレた唇が痛くてズラして咥え直す細かい仕草が好きだった