人は生まれながらにして
不可抗力な何かを与えられて
それをこなすことで手一杯
多少の諦めはあるだろうけど
他人にはわからないやりがいや
自己価値を見出したりして
自身に折り合いをつけながら
生きていく
そしてそこにしかない美しさも
確かに生まれてると思う
だからそんな自分の人生を
蔑んでみられたり
哀れに思われたりするとか
そんなのクソ喰らえなんだろう
俯瞰した美しい映像で綴られる
淡々としたストーリー
想像力を掻き立てられて
登場人物それぞれの人生を
想わずにいられなかった
若き日のジョニーデップと
ディカプリオ演じる兄弟の関係性が
たまらなくよかった
ひとりひとりを肯定するかのような
アーニーの笑顔に救われる
