ぬーこ

蛇の道のぬーこのネタバレレビュー・内容・結末

蛇の道(1998年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

監督 黒沢清
脚本 高橋洋
主演 哀川翔、香川照之

好きだわ。バイオレンスだがミステリー要素が強く、誰が娘を殺したのか頭を使いながら楽しめる。
ネタバレ無しでまず見た方が良いタイプの映画。

娘を惨殺され復讐に燃える宮下(香川照之)とその協力者の新島(哀川翔)。犯人の目星がつき、容疑のかかるヤクザの家を襲いにいく。

哀川翔の不気味さと香川照之の狂気がたまらん。それでもってクライマックスでヤクザとの抗争の理由から何からぜーんぶ分かるのがいい。
新島の教える謎の数式、時空を歪ませて娘を生き返らせようとする黒魔術か娘の生きているパラレルワールドへの転生の算段か。老若男女の受講生は皆被害者家族?黒板に集まるところも様子がおかしい。

緊張感は絶えずあるけれど、拘束した男のトイレの件、先に捕まってる男が拘束に慣れてきたところ

蛇の道は蛇。同類は同類の行動をよく知っている。最後まで観てタイトルの秀逸さにも驚く。
新島の「お前が一番嫌いだよ」が良かった
(宮下は被害者面しながらヤクザ達と同じ仕事をしていた。実は少女凌辱を好む趣向があり、新島のむすももしかしたら宮下に

うーん、それにしても20年前も香川照之は凄かったと続編を見てなお思った笑

2021.117
ぬーこ

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