このレビューはネタバレを含みます
無邪気に遊んでいる娘の映像を見せつけつつ、香川が新聞記事を淡々と読み上げていくシーン、やばすぎる。映像で発狂するという因果。
謎の塾のシーンは異様さと恐ろしさを駆り立てるようなところがあってすごくいいし(明らかに内容ないのに似たような場面でだいぶ尺取るの、苛つきと面白さのはざまに置かれる感じがあった なにこれ?みたいな 自分は今いったい何を見せられているんだ…という情動をたくみな仕方で掻き立てていくこと、優れた芸術作品の一つの条件な気がする(ああこういうのね、ってなりすぎるのはよくないので……) この映画がめちゃくちゃすごい、って言えるかはまだ分からないけど、まあうまいと思う)
(映画の本質に死(者)との遭遇を見て取る高橋洋さんの思想がここでも表れている気がする)