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ダイヤモンドの犬たちのとぽとぽのレビュー・感想・評価

ダイヤモンドの犬たち(1975年製作の映画)
3.0
女のため --- ピーターフォンダ格好良すぎる。流石元祖(?)キャプテン・アメリカは違うぜ。クルクル頭 & クマ髭も嫌味なくモノにする。そんな切れ味鋭い渋メン警備主任が囮捜査でダイヤ強盗を企む輩を浮き彫りにするためのキツネ捜し。かと思っていたら実は念入りに計画していましたパターンで狙うは2000万ドル相当のダイヤモンドが入っているという金庫。捜す対象は自分でした、というまるで『ディパーテッド』(とそのオリジナル『インファナル・アフェア』)を若干先駆けているような点も。それを拒もうとするのはテリー・"スキンヘッド"・サバラス演じるダイヤモンド会社の社長。からの終盤(後半30分くらいからの10分強)は、さながら『コマンドー』状態(?)。そして砂漠のど真ん中でも銃撃戦ドンパチ(ex. 『スリー・キングス』)。と書いたら燃えるプロットだけど実際見てみると案外期待していたほどにはテンポも良くないかも。けど手に入れたい物は自分で手に入れろ、と言わんばかりに、作品自体のその無骨な様に痺れる。地味だけど裏を返せば全編通して70年代っぽいシンプルさでゴリ押し。愛社精神なんてサラサラ無い人にこそ見てほしい一本(?)。ちなみに強盗団のメンバーにはO・J・シンプソンもいる。タイトルとピーター・フォンダ出演という事だけ知っていた本作、Primeで発見した。改めてご冥福をお祈りします、我らがキャプテン・アメリカ。

「ダイヤ2個で世界中の女が買える」...だけど
遠距離恋愛な状況を変えられるかもしれない800万ドルの石?
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