二瓶ちゃん

ドライビング Miss デイジーの二瓶ちゃんのレビュー・感想・評価

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)
4.3
ちょうど時間が空いたし、モーガンフリーマンが出ていたので鑑賞。

音楽担当がハンスジマー!反復されるフレーズが印象的な曲。

そしてたまにおやすみモードでプライベートな本音がポロリする役ではあるものの、かなりコメディアンヌな役柄のモーガンフリーマン。ノンストップに話していて字幕も追いかけるのが大変そうだった。

そんなモーガンことホークを待ち受ける、というかひと文句を付けるのはデイジー。ツンデレっていうと言葉が軽いようだけど、優しさがなんとも不器用。そしてかわいい!

初めはホークが言葉を失うほどに冷たかったデイジーだったが、次第に優しくなっていく。

最初はB 最後はR

あまりモーガンが老けてる感じがなくて、時間経過がわからなくて驚いた箇所もあったし、私自身昨日寝不足でコンディション良くなくて、ところどころうっとりしてしまうところもあったのだが、コメディテイストな人と人のふれあいの話として百点だった。

しかしただのヒューマンドラマに今作を終わらせていないのはやはりユダヤ、黒人、と言った要素の存在に触れているところなんだろう。自身の思考というか偏見をぶっ壊そうとしているデイジーの努力も垣間見えたが、今作の影テーマであって主題ではないのでこのぐらいが及第点かと。

ホークとデイジーのやりとりが軽快、しかし、使われているという黒人の在り方(子供のような振る舞いをしなければならないとか)、老いていくこと、その間にピュアな友情が見えたのでこの評価。良い。良い。また見返したい。

多分なんとかしていくのが人生なんだと