ハンスジマーの軽快な音楽とモーガンフリーマン演じる主人公ホークのキャラクターがぴったりしっくり
この映画の良いな〜と思うところは、仕事+αでホークがそばにいることで、ずれていた歯車がピッタリ収まるように、
お互いがお互いのまま、変わらずに信頼で繋がって良い関係に転じていくところだなと思っていて、
信頼を築いてうまくやっていくことと、相手を変化させて関係が変わることは別で、
映画のテーマを表現する際に、安易にその効果を出そうとすると後者になりがちだったりして
そういう映画はなんとなく監督の恣意的なものを感じて辟易してしまうのですが、
この映画はそういう感じがなく、
扱っているテーマはとてもデリケートで大きななものなのに、それぞれの立場や生き方を持った人間とその関係を丁寧に時間を追って描写することで伝えてくるのがとても良いなあと。
しかもハッピーエンド。
調子の良いすれ違いのやり取りの軽快さがありながらも、
ホークを呼ぶデイジーの声がとても雄弁で見えないものを強く感じられて胸に迫ります。
何度も見ちゃう名作〜