ブタブタ

パニッシャー:ウォー・ゾーンのブタブタのレビュー・感想・評価

4.0
残酷度・スラッシャー度では3作中トップ。
パニッシャー映像化作品としても現時点でトップじゃないでしょうか?
映像もシン・シティ的な加工がされていて、よりコミックの世界、非現実的な効果に加えてそこに展開するパニッシャーの残虐・冷徹無比な悪党成敗のアクションの数々。

巨大ガラス粉砕機に叩き落として砕けたガラスごと人間ミキサーや串刺しにして生きたまま人間バーベキュー、パニッシャーは基本何の躊躇も感情もなく悪党をぶち殺して行き、次から次へと血飛沫が舞い内臓がぶち巻かれ肉塊と化して行く人間、どんどん築かれる死体の山。
しかしザラついた映像の渇いたタッチで展開される為、生々しさは余りなく殆どギャグの様に残酷シーンが展開して行くので痛快さと爽快感の方が大きいです。

天井にぶら下がって逆さまの状態でクルクル回りながら両手マシンガンでギャング皆殺し、クライマックスの千人もの敵が待つ「ウォーゾーン」での戦いもとにかくこれでもかと言うくらい殺して殺してぶち殺しまくる。

一番爆笑したシーンはチンピラ悪党三人組が調子に乗って「イェーイ!」「ホーウ!」とか奇声を発しながら楽しくビルの屋上を飛び移って遊んだりしてる時、1人が宙返りジャンプした瞬間、何処からともなくロケット弾がヒューンと弧を描いて飛んできてそのまま空中でチンピラを爆殺、粉々に砕け散る。
呆然とする1人の額を撃ち即射殺。
生き残った1人の両膝を撃ち聞きたい情報を聞いたらそのまま屋上から突き落として柵に串刺し。
この一連の一片の情けも容赦もないパニッシャーの冷酷さと手際の良さ。

現在パニッシャーはドラマ『デアデビル』に登場していて『ウォーキングデッド』のショーンことジョン・バーンサルが演じていて、バーンサルのパニッシャーも素晴らしいですがウォーゾーンのパニッシャーはよりマンガ的で本来のパニッシャーのイメージに一番近いかと思います。
ブタブタ

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