ブタブタ

恐怖女子高校 女暴力教室のブタブタのレビュー・感想・評価

恐怖女子高校 女暴力教室(1972年製作の映画)
4.0
SEX!暴力!新しい学校のリーダーズ!!
70年代東映エクスプロージョン映画、コンプライアンス無視アンモラルバイオレンス女子高映画。
自分は昨今のヤンキー漫画及び作品に全く興味が持てないんですけど、不良とか悪党側に属してるスタンスでいながら基本的に人としての倫理観や常識を逸脱してないからだと思う。(同様の事はVシネマとかにも言える)
『恐怖女子高校』シリーズは完全に人としてのタガが外れてるというか、全員おかしい(笑)
オープニングの授業中から早弁、シンナー、コンドーム膨らませてる子、1本のバイブ回して皆で使うわ、突っ込んでアンアン言ってる子は何故か坊主頭で今話題の『成瀬』を50年先取りしてるぞ!!(坊主の部分だけです)

「メンタ切っといて無視して行こうってのかい?」
喧嘩売ってきたセーラー服集団が返り討ちでボコボコにされる!
パンツ脱がされて匂い嗅がれるという屈辱!
性交学園、輪姦学校、王メイ子という素晴らしいネーミングの数々。
しかしストーリーの根幹に流れるのは60年代学園闘争、日米安保闘争の敗北からの当時の日本社会、敗者達による反権力闘争のリターンマッチであり其れをスケバン・ズベ公女子高生という異形・異能の存在に付与する事でエロと暴力に塗れた性と自由への解放、ズベ公女子高生達による少女革命ウテナばりの外の世界への旅立ちを描いている(か?)
「たかが膜一枚破れただけじゃないか!」
ラストはパンツ一枚で仁王立ち。
赤字に白抜きタイトルドーン!で~完~
素晴らしすぎる。
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