青山

25年目のキスの青山のレビュー・感想・評価

25年目のキス(1999年製作の映画)
3.6
新聞社に勤める、25歳にしてキスもしたことない非モテ女子のジョジー。ある時彼女は高校生に成りすまして高校への潜入取材をすることになる。高校時代のトラウマを克服して青春をやり直そうとするジョジーだが、ジェネレーションギャップの壁にぶち当たり......。


いやいやいやいやいやいやいや、、ドリュー・バリモアやで??ドリュー・バリモアがモテない??ドリュー・バリモアがキスもしたことない??フィクションにしたって有り得へんやろ......と思っていましたが、実際観てみるとめっちゃモテなそうでした。
モテない秘訣(なんじゃそりゃ)は徹底したダサさとイタさ。
最近よく共感性羞恥という言葉を聞きますがこれはまさにそれ。ドリューバリモアなのに、見てるこっちが恥ずかしいってゆう。
しかしカースト上位勢と仲良くなる作戦でだんだん垢抜けて行いって超絶モテ女子になるところはほんと女って怖えと思います。

向こうのラフゴメ映画ににありがちな適度な下ネタもあり、可愛らしさと俗っぽさのちょうどいいバランスが取れた作品だと思います。
ってゆうか、タイトルに騙されていましたが、これはラブコメというよりは青春映画ですね。そう、大人になっても失った青春への後悔を引きずり続けている我々青春ゾンビは必ずや「ぐわ〜っ!」と叫びたくなること請け合い。そして悩まされてきたスクールカーストを滅多斬りする主人公にスカッとすること請け合いの、大人向け青春映画なんですねぇ。

しかし、ラブだけじゃない青春映画としての要素が濃いだけに、最後だけ思っくそありきたりなラブコメになるのはちょっと場違いな感じがしちゃいますね。ベタな展開ではあるけど、あの流れでベタになること自体が超展開とでも言いましょうか。そこはもうちょいサラッと終わってほしかったですよ。

とはいえドリュバリがチョー可愛く、他のキャラも可愛かったり憎たらしかったりと観ていて楽しい映画でした。
青山

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