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レイジング・ブルのkrc20のレビュー・感想・評価

レイジング・ブル(1980年製作の映画)
3.7
名作と名高い作品。
ボクシングにストイックに打ち込み、大成する話なのかなと思っていました。

しかし、序盤から夕食のテーブルをひっくり返したり、自分の顔を(弟に)何度も殴らせたりと主人公の奇行が炸裂します。

これは…いい意味で予想を覆されました。
「タクシードライバー」や「キングオブコメディ」のように危ない人を描いた作品だったんですね。

さらに、猜疑心と嫉妬心が異常なまでに強い主人公は、何気ない会話でもとんでもない方向に発展させてしまいます。

このような主人公の言動に不快感を覚えつつも、そこがこの作品の魅力であると感じました。

※デ・ニーロの役作り(撮影中に27kgの増量)は脅威です!
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