TSUTAYAの「発掘良品」コーナーで見つけた作品その3。
内容としては「西部劇」作品。
この「決闘者」という映画だけど西部劇作品らしい男のロマンが詰まった作品、ではない。
この映画で描かれるのは平和で秩序が保たれた町が1人の男によって無法地帯になっていく様子。
たった1人の男が住民達の本性でありどす黒い感情を表に引きずり出し、人間の恐ろしさや浅ましさをスリリングに描き出してゆく。
「決闘者」という題名の通り、決闘シーンでこの映画はクライマックスを迎えるが80分もない尺でそれぞれの登場人物を深く描いておらず、決闘シーンに対する見ている側の熱量が低い。
スリラーとして「1人の人間が周りの人間を狂わしてゆく」というテーマは面白い。