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サルバドル/遥かなる日々のクリームのレビュー・感想・評価

サルバドル/遥かなる日々(1986年製作の映画)
3.8
中南米と言えばゲバラのキューバ革命が有名だけど、この映画はエルサルバドルが舞台。キューバ革命後で米ソ冷戦真っ只中、アメリカは、これ以上共産主義国が広がっては大変と、軍事政権を支援する。その軍事政権の独裁ぶりが酷く反政府ゲリラが立ち向かう。この戦争の取材に行ったのがボイル。これは彼の実話。最初は、お金がなくて軽い気持ちでエルサルバドルへ行くが、徐々にジャーナリスト魂に火がつく。女癖の悪いボイルは現地の愛人エルサや一緒に来たこれまたダメ男のドクとともに生活をしながら旧知のカメラマン、ジョンから仕事を貰って取材をして行くが、どんどん激化し追われる身になる。そして、国外脱出へ。と言う流れの話。背景にアメリカ政府の思惑が見え隠れするのを把握しないと解りにくい。1回止めて少し知識を入れてから観ました。一般の人々が犠牲になり、銃を持ち反政府ゲリラとして闘う。政府の横暴さも凄い。あまり扱っていないエルサルバドルの内戦を知る事が出来る貴重な作品なのだが、少し内容が解りに辛く、残念。でも良い作品です。



ひとりごと↓



勿論、ジェームズ·ウッズは、良かったのですが、ジェームズ·ベルーシを久しぶりに観て、テンション上がった。やっぱりいいなぁ。
ジョンが命がけで撮った写真が、ちゃんと出版されて本当に良かった。
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