ジョン

めしのジョンのレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
4.1
ああいう風に女の幸福を結論づけることの良し悪しは一旦置いておいて、、、。

すごく良かった。倦怠期の夫婦とそれを搔き乱す若い女、という構図がベタに面白いし、女性たちの描写が凄くて、彼女たちの繊細かつ強かな心の動きが表情や仕草、声色の一つ一つに静かに表れていて、鋭い緊張感が生まれていた。
そしてそれを支える役者の演技。原節子ヤバい。あと猫可愛い。

時代が時代なので咎める必要は全くないけど、「男のそばで...」という女性観をストレートに受け取るのは正直難しかった。でもしみじみ良かったのも事実。二人でビール飲むシーンが良すぎたからかな。
ジョン

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