踊ることが禁止された王国では財政難に苦しんでいた。最後の切り札は踊ることが大好きなオーロラ姫の政略結婚だが…。
パリ・オペラ座が全面協力した踊りと美の幻想奇譚。映像はきれいだが派手さはなく、全体的に地味でこじんまりとした作風なのが惜しい。その反面、フランソワ・ベルレアンやキャロル・ブーケといった役者が素晴らしい演技で作品を支えている。
しかしキャロル・ブーケ(ボンドガール!)演じる王妃の気品さもたまらんが、オーロラ姫の弟ソラル王子のかわいさはなんなの!ショタに目覚めるかと思ったわ。ちなみにワイ、ソラル王子を演じたアントニー・ムトと誕生日が同じだし、年も同じなんやで(ドヤァ)。
雲の上まで~の下りが少々気にくわないが、ハッピーエンドでまとめず、残酷で切ないおとぎ話に仕上がっているのがよろしい。あ、ジパンゴの踊りはノーコメントで。