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スイミング・プールのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

スイミング・プール(2003年製作の映画)
3.5
シャーロット・ランプリングと若手のリュディヴィーヌ・サニエを起用して、フランソワ・オゾン監督が放つおとなの心理ミステリー。
ミステリアスな音楽はフィリップ・ロンビ。
原題:Swimming Pool (2003)

執筆に行き詰まった英国の人気ミステリー作家サラ・モートン(シャーロット・ランプリング)は、出版社社長(チャールズ・ダンス)の勧めで、彼が所有する南フランス、リュベロンにあるプール付き別荘を訪れる。
ところが、自分だけだと思っていたのに、そこに社長の娘だというジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)が現れる。
人間嫌いなサラは、静かな環境で新作の執筆をしたかったのに、男を連れ込み自由奔放に振る舞うジュリーにいらだつ反面、刺激的な彼女に創作意欲をかき立てられる。
そんな折、別荘のスイミングプールで事件が起こる…。

~その他の登場人物~
・カフェのウエイター (ジャン=マリー・ラムール):サラに気がある。
・管理人(マルク・ファヨール):ある痕跡を見つける。
・娘ジュリア(ミレーユ・モセ)

"書くだけで実行できない欲求不満のイギリス女"

ラストはオゾン監督らしい謎を残したお遊びだが、答えのないシーンの解釈を巡り、観客はいつまでも悩まされ続けることになる。
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