さすらいの用心棒

ヒックとドラゴンのさすらいの用心棒のレビュー・感想・評価

ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)
4.1
ドラゴン退治至上主義のバイキングのなかで、ひょんなことからドラゴンと交流をもった少年が共生の道を探してゆく────

正直、安っぽいパッケージでバカにしてたけど、かなりの傑作だった。
機知に富んだ会話、ドラゴンのネコっぽいかわいさ、自然光を活かした映像美もさることながら、ドラゴンをどうやって殺さずにすませるか、というストーリーや、父親との和解や、少女との恋といったサイドストーリーも含まれ、かなり贅沢な映画になっている。勝利の代償に失われるものも残酷に描いており、ディズニーには到底真似できない深いストーリーが素晴らしい。次回作も見たい。。