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ヒックとドラゴンのsatoshiのレビュー・感想・評価

ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)
4.7
【シリーズ強化月間②『ヒックとドラゴン』】

 自分の中にあるものを活かして成長し、他者と違うからこそ違う視点から敵を見ることができる。見方を変えれば敵にも事情があり、理解し合える存在であることも分かる。問題なのは「敵」をよく理解しないままに攻撃してしまうことなのだ。だから争いが生まれる。この辺は『リロ&スティッチ』と似てる。

 ただ、この争いも、過ちも正すことができる。親世代ではなく、新世代が新しい視点で「敵」と新たな関係を結び、親世代もそれを理解する。

 物語の語り口の手際の良さ、アニメーションの奔放さ、そしてシンプルな物語の中に多重的に要素が積み重なっているストーリーの素晴らしさ。噂に違わぬ傑作でした。
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