しばいぬたろう

ワイルド・バレットのしばいぬたろうのネタバレレビュー・内容・結末

ワイルド・バレット(2006年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

『ワイルド・バレット』('06)
Running Scared / アメリカ合衆国、ドイツ / 英語、ロシア語

期待していなかった分面白かった。
アクションもいいし、映像の見せ方も良い。
サイコ夫妻のところのホラー演出も良かった。


一人の男が少年を連れて車を走らせている。
少年の服は血でベットリだ。
この二人に一体何が起きたのか。
事件は18時間前に遡る。

男はジョーイ・ガゼルは、妻と息子、身体障害の父親の四人で暮らしており、イタリアンマフィアの幹部として犯罪で使用された銃の処分を任されていた。
その日も警官殺しに使用された銃の処分を任されたジョーイだったが、その銃を息子の親友であり隣の家に住む少年オレグが持ち出してしまう。
そして父親に対して発砲してしまうのだった。
このままでは銃の足がつき、自分と家族の身が危険となってしまう。
ジョーイは銃を取り返すため、行方不明となったオレグを捜しに出かける。

冒頭子供が怪我した映像があるのだが、それに騙される。
また、主演がポール・ウォーカーのため「どうせ潜入捜査官なんでしょ」と思って見進めると、本当にキレているポール・ウォーカーを見て、「新たな一面を見ることができた」と思い始める。
しかし、そう思った瞬間に案の定展開だった。

端的に言うと、「銃を探す物語」なのだが、いろんな物語がつまっている。
しかし詰め込み過ぎではない。
 
個人的には嫌いじゃない。
「11人のカウボーイ」のジョン・ウェインを愛する悪党も良かったし、相変わらず、キャメロン・ブライトは上手い。

期待して鑑賞したら、「こんなもんか」と思ったかもしれないが、全く期待してなかったこともあり、とても面白く感じた。
ただ口汚い人しかいないし、痛々しいグロいシーンはあるので、一定年齢層の鑑賞には注意が必要。

こんな映画に子役として出演したら、神経病みそうだなぁ。
最近は聞かなくなったが、優秀な子役がまともになれない(麻薬漬けになったり...)ことが多いので、しっかりとしたケアは必要そう。
しばいぬたろう

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