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イレイザーヘッドのTnTのネタバレレビュー・内容・結末

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

 「Oh, you are sick!(意訳:生きるってそもそも病的)」

エド・ウッドの「グレンとグレンダ」に明らかに間繋ぎのラジエーター単体カットがあるのだが、そこに意味を見出すのがリンチだ、というのが今作からわかる。

 妻と赤子に苛まれ、隣人の女との間に揺れる構図からも、リンチが敬愛するフェリーニの影響を割と顕著に見れる(両者共にクリスチャンから拗れてしまってる共通点もある)。つまりリンチ自身の真摯すぎる告白であり、よくもまぁ惜しげもなくやるなぁと、それが創作者たる所以なんだろうけど。しかしここまで悪夢全振りの90分はなかなかお目にかかれない。カルトの名に相応しい。
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