東朴幕院

イレイザーヘッドの東朴幕院のレビュー・感想・評価

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)
3.9
デヴィッド・リンチの悪夢的なデビュー作。日本公開は『エレファントマン』のヒットでヒューマニズム作品の監督として祭り上げられた後に本作が公開された訳で、こういう作品だと知らずに見た筆者は度肝を抜かれたっけ。初見は、地元の二番館で『ウルフェン』との二本立てでお得な感じ。
映画自体は、彼女を妊娠させてしまった主人公が彼女の両親と食事をするという非常に気まずいものだ。それだけでも悪夢的なのに、チキンが動いたり胎児の鳴き声だったり生理的に厳しいシーンが連続するのがグロい。『食人族』よりよっぽどキツイ映画だった。
そして渋谷シネマライズでのリヴァイバル公開で再度観賞。本映画が年中公開されている名画座が米国にあると紹介されていたが、そんな強者な映画観が地元にないかなぁと思うね。
東朴幕院

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