マエストロR

ウィンターズ・ボーンのマエストロRのレビュー・感想・評価

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)
3.5
物語:3.5
配役:3.5
演出:3.5
映像:3.5
音楽:3.5

 ☆概要
独自の「掟」のしがらみが支配する山奥の寒村(いわゆるヒルビリーの集落)で、保釈中に失踪した父を探す娘の話。家が保釈金の担保となっていたため、父が見つからなければ家を失ってしまうピンチ。それにもかかわらず娘が父を探せば探すほど村人たちの態度は硬化する。どうやら「掟」のタブーがかかわっているようだが…?!

 ☆雑感
①貧しさゆえに荒みきった村人たちの粗暴さや意地悪さが印象的。
②終始陰鬱・不穏な空気が漂っている。
③前面にはなかなか出てこないが(前面に敢えて出さない演出が巧みとも言える),家族を想う心がかすかながらも救いとなっている気がした。