マエストロR

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルのマエストロRのレビュー・感想・評価

3.6
物語:3.5
配役:4.0
演出:3.5
映像:3.5
音楽:3.5

☆雑感
①「脳筋とヲタク」「陽キャと陰キャ」というように属性が大きく異なるティーンズ男女が学校のペナルティで一堂に会する。当初はお互い深く知りもしないで嫌ったり敬遠したりしていたが,腹を割って話す等の過程を経て距離を縮めていく。こういった展開からは80年代青春映画の名作『ブレックファスト・クラブ』を連想した。
②ゲーム内でリアルと正反対の属性になってしまったことが異なる立場を理解する一助となったというスパイスもなかなか面白い。昨今「非寛容」というキーワードが随所で叫ばれているが,異なる立場を理解するには一度その立場になってみるしかないというある種の皮肉のようにも感じられた。
③TVゲームにいくらか触れたことがある人にとっては,ゲームあるあるネタも楽しめる要素だと思う。例えば,想定された行動をとるまで壊れたテープレコーダーのように同じセリフを復唱するNPCや,『星のカービー』シリーズ同様のライフおすそ分けなど。