ポールヴァーホーベン監督作品。
「ELLE」が面白すぎたので、他の作品にも注目中。
舞台はナチス占領下のオランダ。
レジスタンスの女スパイ、ラヘル(エリス)の生き様を描いた作品。
他の方のレビューとどうしてもかぶってしまいますが、、
この作品の面白いところは正義と悪を明確に描いていないところだと思います。
ナチスにもいい奴はいるし、レジスタンスにも悪い奴はいる、、
故に終わりの見えない争いが続く。。
そしてやっぱりヴァーホーベンの描く女性は強い!カッコいい。
これも腐るほど聞くような感想、、(ToT)
出会いたての男性にホッペと見せかけて口にキスしてしまう所とかキュートな一面もありました^ ^
フランケンの恋人?の女性とエリスの関係性も思わずニンマリしてしまいます。とても良かったです^ ^
ならではの人物描写が本当に上手いと思います!
これは個人的に映画を観る上でとても大事な要素でもあります>_<
そして一番の見所と感じたのは、家族を亡くしても涙が出なかったというエリスが、抑えていた感情を爆発させて号泣するシーン、、
ここは胸に突き刺さるものがありました。
上映時間2時間半と長いですが、スリリングな展開と2転3転するストーリーで飽きることなく一気に観れました。
エンタメ性が高いので歴史に詳しくなくても入り込めますし、背景をきちんと理解した上で観ると、より一層深く入り込めるのではないかと思います^ ^
素晴らしい作品だと思います。