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バットマン リターンズのぉゅのレビュー・感想・評価

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)
3.6
2021年 鑑賞 21-224-10
DCコミックスのアメコミ「バットマン」が原作。前作に引き続き、ティム・バートン監督の、2代目映画版バットマン作品の2作目。
ティム・バートン監督のファンタジックな世界観が前作にも増して顕著で、悪役キャラクターの描写に比重が置かれ、バットマンが狂言回しの役割となっている。

ゴッサム・シティに跳梁跋扈するサーカスギャング団。畸形ゆえ捨てられた過去を持つ首魁ペンギン(ダニー・デヴィートさん)は、表の世界に乗り出すべく自作自演や狂言などで自らの商品価値を高めていく。それに協力するのは、野心溢れる実業家マックス・シュレック(クリストファー・ウォーケンさん)。彼は発電所に細工をし、市の生命線を握ろうとしていた。そんな計画に気付いた内気な秘書セリーナ(ミシェル・ファイファーさん)をシュレックは口を封じるためにビルから突き落とす。猫の魔力で甦った彼女はキャットウーマンとして街に繰り出すようになる。ペンギンの企み、シュレックの野望を阻止する為に、そしてセリーナに惹かれながらキャットウーマンと争うべくバットマン(マイケル・キートンさん)は今宵も闇を走り...

ー 蝙蝠 vs ペンギン vs 猫 今回はWヴィラン ー

雪の夜、夫婦の決断、何かの鳴き声にも聞こえる籠、橋から籠を捨てる夫婦、捨てられた籠は下水へ...

クリスマスツリーの点灯、ゴッサム・シティの市長の演説、市長の向かいにテントが... 髑髏面ライダーや奇怪な面の人々登場のサーカス団が、その場を制圧していく。もうあそこだけ「パージ」のよう。

“猫のトイレね”
ビルから落とされてから、猫の大群が寄ってくるセリーナや、その後家に帰った時のセリーナの行動... まさにキャットウーマンへの目覚めのシーンだった。
キャットウーマンって、DCのキャラクターだったんだ。ハル・ベリーさん主演の作品のポスターやパッケージのみのイメージだったから(もちろん未鑑賞)... 最近アクアマンやフラッシュ、ワンダーウーマン、ハーレイ・クインなどを覚えたが、アメコミに興味のない時代は、スーパーマン、バットマン、ジョーカーの3本柱で生きていたからね。

ブルースの好意の女性は、バットマンの敵。ペンギンとキャットウーマンの罠により、バットマンは悪役に仕立てあげられ...

バットモービルの改修シーンに燃える!
ペンギンはフラッシュ等の光が苦手?
ペンギンのピンチ、人間からの罠?
懐かしの曲!あれ誰の曲だっけ?あのペ●シのCMで一悶着起こした人
異変に気付き、その場から去るブルースとセリーナ。やはり超人的!
ダンスフロアに流れるペンギンのやっかみ!彼の長男を拐い...
妨害電波... ということは...
バットマン vs ペンギン。そして、キャットウーマンは...
「やめるんだセリーナ」「ハッピーエンドは柄じゃない」
キャットウーマンの行動が... 人間か?ヴィランか?の選択...
ブルースと黒猫。そして、あのマークと...

ペンギンやキャットウーマンらヴィラン一味も怖いが、強欲な人間も怖かった。人間誰もが心に怪物を飼っていて、私たちは、妄想上で人を何度も●●●いるが、強欲など何かがトリガーになった時に、その人が怪人やヴィランになるのだと思わされた作品だった!
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