せびたん

バットマン リターンズのせびたんのレビュー・感想・評価

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)
5.0
全編セット(たぶん)で撮影されてたり、店が爆破されるシーンがCGじゃなかったりというアナログ感が今となってはとても新鮮。
爆発の威力で人が吹っ飛んでるのも実写っぽかったけど、どうやって撮影してたんだろ?ていうか前にも(そして何回も)見てるのに初見のような感想しか出ないってどうなのよおれ。

小道具やセットの作り込み度も世界観にぴったりで楽しかったです。アヒルの乗り物サイコー。ペンギン(動物のほう)もかわいかったし。

ティムバートンてCG全盛になったおかげで損してる監督さんなのかもってふと思いました。セット•小道具•ミニチュア•キャラデザ含め、こんな作り込み度の高い映画はCGだと逆に難しそう。CGってどの映画みてもだいたい同じような質感しててつまらんもんね。いや、あれはあれですごいのは間違いないけど視覚的にはつまらんというか。臨場感もいまいち出ないしね。

最近少しCGに飽きてきて愚痴言ってみました。
けど私の場合、次のレビューでCGを絶賛してるなんてこともあり得ますので。聞き流しといて下さい。どんなものにも長所と短所はあるという話。

あとはフィルムじゃないとこの色の感じは出ない気もしましたね。
ティムバートンすげーって思いましたわ。

あれ?
この時代って、まだフィルム撮影だよね?😀

話の中身についてちょっとだけ書きますと、本作はなんという愛の不足っぷり?孤立っぷり?でしょうかっ?!
主要登場人物の行動原理がそれぞれ事情は違うけれど愛が足りていない?孤独?だという哀しい世界だったような。そしてそれに共感する自分がいるということは私にも愛が足りてない?孤独?なのかもなあ(←しんみり)

そんなわけですので、もし私への愛情とは言わないですが優しい気持ちを少しでも持っていて下さる方がおられましたら、ぜひその愛情をリップルに替えて私の口座に送付してもらえると嬉しいですっ!ビットコインでもいいですよ!(←いろいろ終わってる人)(←どんだけ暗号資産が欲しいねんっ!)

また蝙蝠軍団vs猫軍団vsペンギン軍団の三つ巴の闘いの映画でもありましたね。かわいさではペンギン軍団の圧勝ではなかったかと。まあリーダーは3人ともイカれてるけど配下の動物達に罪はないっ!

バットマンとゴッサムシティは背景にすぎず、それを舞台にペンギンとキャットウーマンが暴れるという形式?好きでしたわ。二大怪獣が東京に押し寄せてきた感じ。なにげに都市の乗っ取りとかクーデターとか及び、その失敗を描いていたかのような映画。騒乱の時代のメタファーみたいな?うん、これは好きだっ。

次はこれの一作目見るぞー。
せびたん

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