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バットマン リターンズのamのレビュー・感想・評価

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)
4.3
ぺ、ペンギンーーーーー!!!!泣泣泣泣泣

ペンギンを愛しペンギンに愛されペンギン・アーミーで戦う哀しきペンギン怪人。
虐げられて生きてきた日陰者の悲哀がその強烈な容姿や挙動、言葉の端々から痛いほどに伝わってくる。
悪行の根底にある「社会に認められたい」という願いの切実さに泣ける。
ちょっと持ち上げられると嬉しくなっちゃうし色仕掛けされたらゲヘヘとなるし「息子は助けてくれ」と懇願されたらグヌヌとなってしまうピュアさよ……
もう完全なるペンギン可哀想大好き愛してるムービーだった。
「男性と女性をなぜ差別する?性別なんて関係あるもんか!バラバラになって吹っ飛んじまえばな!!🐧」
この素晴らしい倫理観、彼こそ市長になるべき。

バットマンvsペンギンにキャットウーマンが絡んでくる必然性があまり感じられなかったけど、キャットウーマン最高にエロカッコキレイでドキドキしたのでもう何でもいい。

ペンギンのキャラ立ち、キャットウーマンのどエロさ、サーカスギャング達のどんちゃん騒ぎ、スケールアップしたゴッサムシティの美術と、ティム・バートンの良い意味でのアクの強さが全開で堪らんかった。


相変わらず、というかますますバットマンが空気な映画だったのでこれから見るノーラン版でブルースを好きになれる事を祈る。
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