ピュンピュン丸

サムソンとデリラのピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

サムソンとデリラ(1949年製作の映画)
3.9
この頃の旧約聖書モノの映画は、衣装もセットも風景描写も秀逸で、本当にその時代にタイムスリップしたような気にさせられるのでとてもいい。(^^)

どんなに強い男でも、惚れた女次第では身を滅ぼす。悪女は、強い男のプライドの源を本能的に攻撃して弱らせ、自分の意のままに操ろうとするのだ。

さすが、綿々と語り継がれた旧約聖書の話だ。男女関係の本質を鋭くえぐり出している。とは言え、「わかっちゃいるけど、やめられねー」というのも人間の性だなぁ。