このレビューはネタバレを含みます
午後ローでめっちゃ観たハズだけど、脱いだ下着で監視カメラ隠すのが衝撃すぎて内容まったく頭に入らんかった、幼い頃の思い出。
人生レベルで政治工作を行う……という、最近笑えないスパイ要素はセンセーショナルなギミックですが、本作はどんでん返しというよりも卓袱台返し的で、ちょっと悪手なレベル感。展開を返せば返すほど、ソルト自身の立ち位置や行動原理がボンヤリしてきます。
とはいえ、トム・クランシー作品の映像化で有名なフィリップ・ノイス監督のポリティカル・サスペンスと、『ボーン』以降の現実味と緊張感あるスパイ・アクションの融合によってタイトでソリッドな見応えあるクオリティに仕上がってます。