鯖ピザ

オーディションの鯖ピザのネタバレレビュー・内容・結末

オーディション(2000年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

きりきりきりきりー。

新しい妻を探すために映画のオーディションを開いた中年男が、SM極まった演技派激やばメンヘラ女を引き当てちゃう話。

中年社長が新しい女と出会うためにオーディションを開いて品定めするっていう設定からキモい。そして前半はマジで退屈。テンポが遅すぎるし、オーディションのシーン以外に引きが無くて、中年の日常見せられてシンプルにおもろない。
ただ、山崎麻美がぼっろい部屋で、黒電話と人が入ってるであろうでっかい袋の横に座って、ずっと俯いてるシーンから話変わってくる。静かに不穏過ぎる。ほんで怖いから急に暴れだすな袋。
終盤にかけて、麻美の過去と異常さが明かされていくねんけど、シンプルに怖すぎる。あの静かで落ち着いた喋り方と声で、ニコニコしながらあれやっちゃうの、これぞギャップ怖って感じです。

中盤の部屋で座ってる麻美も良かったし、異常行動とかプレイ用のブッチャーセットも良かった。でも、一番良かったのはやっぱり「きりきりきりー」やな。ちょうど鳥肌立つ、ゾッとする音。素晴らしいな。その後、会ったときのセリフをいい続けるのも、壊れてる感マシマシで良かった。

麻美視点とか、悪夢の描写とか、マジで後半最高やった。かわいい息子も助かって良かったわ。死んで絶望エンドでも良かったけど。おもしろかった~後半だけ。
鯖ピザ

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