ノットステア

オーディションのノットステアのレビュー・感想・評価

オーディション(2000年製作の映画)
3.6
○アマプラ紹介文
青山重治(石橋凌)は妻(松田美由紀)と7年前に死別し、現在は息子と二人暮しをしていた。ある日、息子から再婚を勧められた青山は、友人のプロデューサー吉川(國村隼)の協力の元、架空の映画オーディションを行い、再婚相手を探し出すことにする。 そこで青山は妖艶な魅力を持った女性、山崎麻美(椎名英姫)と知り合う。麻美の魅力にとり憑かれていく青山だが、過去麻美と関った人間が行方不明になったり、謎の死を遂げたりしたことが徐々に判明する。遂に麻美はその魔性を現し、歪んだ独占欲を青山に向けた。麻美は青山の身体に麻酔を施し、恐るべき所業を始めたのだった。



○感想
『コンジアム』観たあとに、怖い系もう一個観るか!となって、これを観ることにした。
ホラーじゃない。幽霊よりやばかった。この女。。。
『コンジアム』は「ピチャピチャピチャ」っていう白目無し女が気持ち悪かったけど、今作は「キリキリキリキリ…」だった。

以下、ネタバレあり















えーーーっと夢オチなのか夢オチじゃないのかわからん。
設定とか話の流れとかオモロ〜って観てた。ちょい上手くいき過ぎだろ〜と思ったけど、劇中で吉川(國村隼)もそう言ってた。

グロいし痛々しいし汚いし。

ずだ袋が動いたときはめっちゃビビった。あんなん予想できんよ。ぶっ飛び過ぎ(笑)

銀座とは思えない暗いバー。そこの店主はずいぶん前に殺されたらしい。バラバラになった体を警察が組み立てると、舌と片耳と指3本が、、、多い。多いんかい!!笑ったわ。先が読めねぇよ。

社長という立場だからだろうか。青山は好きなように女を選べると思ってやがる。結婚相手の条件とか考えてる。自分なら相手を見抜けると思ってる。何かあっても対処できると思ってる。
オーディションで人を集める。集められた人はたくさんいる。そのほぼ全員の話をテキトーに聞きながす。目当ては1人。人を舐めてんのか。

山崎が人を殺す理由。それは、自分だけを愛すというくせに、それが口先だけだと思うから。確かめるために殺そうとする。傷つけられてばかりの人生だったからなのかな。
そんな山崎に近づいた青山が見逃してもらえるわけない。

んだけど、まぁ、それは山崎がホントに人殺しだったらってだけで夢オチなのか???



○あらすじ
7年前に妻を亡くした青山(石橋凌)。高校生の息子から再婚を勧められる。
その気になって友人の吉川(國村隼)に話をする。結婚相手はじっくり選びたい。
吉川は、映画のオーディションの女優を募集し、応募してきた女性の中から選ぶことを提案する。

届いた大量の履歴書。山崎麻美という女性のことが気になる。

息子、女友だちを家に招く。

オーディション。青山は参加した女性たちに興味を持たない。ほぼ吉川が質問する。青山が興味あるのは山崎のみ。オーディションなのに、履歴書が良かったと山崎に伝えてしまう。
吉川は青山が狙う山崎のことを調べる。履歴書に書かれていた誰とも連絡が取れない。事務所に個人預かりらしいけど、そうしてくれた音楽プロデューサーとは連絡が取れない。
何かひっかかると即決することに反対する。
吉川は青山に、自分からは山崎に連絡しないよう約束させる。

突然映し出される山崎の家。うつむく山崎。大きなずだ袋。

青山は吉川との約束を守れず、山崎に電話する。大きなずだ袋が飛び跳ねる。
青山と山崎はデートをする。

プロポーズをすると決めた青山は、山崎と旅行する。
抱く。私だけを愛して。
目を覚ますと山崎は1人チェックアウトしており、それから姿を消す。

青山は山崎を探す。
力になれないという吉川に怒る青山。
青山は、山崎の過去を知っていく。幼い頃から繰り返し受けた虐待。
山崎が過去に関わった相手は行方不明。

山崎が週三で働いてたという銀座のバー。店主は殺されたらしい。バラバラになった体を警察が組み立てると、舌と片耳と指3本多かったらしい。

山崎が子どもの頃習っていたバレエ。その先生の元を訪ねる。戸に木の板を打ちつけてる。誰もいないかと思ったら、当時の先生が車椅子に乗ってピアノを演奏している。
青山が山崎と関わったことを知ると不気味に笑う。
山崎はバレエの先生から足に焼印を押されていた。

青山は山崎の家にいる。誰もいないと思ったら、ずだ袋から男が出てくる。(たぶん)それは音楽プロデューサーで、足首、指3本、舌、片耳を切断されている。
音楽プロデューサーに山崎は餌をやる。犬の餌を入れる容器に向かって山崎は嘔吐。吐いたものをプロデューサーに与える。

場面が切り替わる。山崎は青山の家に行く。青山がよく飲む酒に薬を仕込む。倒れる青山。麻痺。
山崎はすでに青山の飼い犬を殺していた。

山崎はさらに薬で青山の感覚を敏感にし、腹や目の下にたくさんの針を突き刺す。うめく青山。キリキリキリキリキリ…。足首を切断。
山崎は自分だけを愛してほしかったのに、息子に危害を加えると謂うとそれだけは辞めてほしいと頼む青山に失望する。結局、愛すという言葉は口先だけだと。
痛みだけが正直だと。

目を覚ますとそこは山崎と同じベッドの中。旅行先で見た夢だった。

またもや場面は足が切断された直後になる。
青山の息子が帰宅。山崎は青山の息子を殺そうとする。息子を追いかける。しかし、青山の息子に蹴飛ばされ、階段から落ちて死ぬ。
青山の息子は警察に電話する。