してちゃん

姿三四郎のしてちゃんのレビュー・感想・評価

姿三四郎(1943年製作の映画)
3.0
主人公の人物や強さの背景描写が薄く、これじゃあ乗れない、も少しちょうだい、と感じました。
カットされたシーンでもっと人物や強さに奥行きがあったんだろうと思うと残念。 オリジナルが観てみたい、、、

とはいえ修行の月日を下駄で表現してるのは詩的でカッコよかった。

「いいです」という三四郎の幼く簡素な返事がとても良かった。いや結構、にも、問題ない、にも同じく「いいです」。

あとラストの対決前の強風の草地の引き絵と流れる雲のカットがものすごい迫力で驚いた。いまやありがちな絵だけど、凄みが段違い。