してちゃん

七人の侍のしてちゃんのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
3.5
志村喬が終始美しかった。
坊主になってさらに美しさがむきだしになって、見ていてとにかく幸福。

普段生身の人間にあんまり興味がない方なんだが、こういう人を見ると人に興味がないんじゃなく、魅力的な人ってほんと少ないから、興味・好意の対象にならないだけなんだなとわかる。

宮口精二の役はずるい。
あんなの絶対かっこいい。
独特の骨格もとても良いものに見えてくる。
この時代の良質な作品は「美しさ」の芯を捉えてる。

火事の迫力、落馬の迫力、どちらも良かった。