シヴェーダ

レッド・ドラゴンのシヴェーダのネタバレレビュー・内容・結末

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

「羊たちの沈黙」のプロローグと言われている作品なだけあり、期待どおりの素晴らしい作品であった。
「羊たちの沈黙」の時もそうであったが、ハンニバル=レクターという奇妙で個性的な人物が主人公の存在を消さず、その影としてあるのが良い。彼は助言を与えるもの。物語を切り開いていくのは主人公たちだ。
この作品にもう1人の主人公というのがいるのならば、それは紛れもなく犯人であると言える。止まらない殺人衝動。悪魔の声。ハタから見れば彼は狂人だ。だが彼は苦しみ、愛しい人のために抗おうとしていた。彼に与えられた死は救いだったのかもしれない。
「羊たちの沈黙」へと繋がるラストとなっており、そこもまた興奮した。この流れで「羊たちの沈黙」をまた見返したくなった。
シヴェーダ

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