Punisher田中

レッド・ドラゴンのPunisher田中のレビュー・感想・評価

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)
3.8
映画「羊たちの沈黙」より数年前の話。
レクター博士を逮捕したFBI捜査官ウィルは過程を持ちFBIを引退する。しかし、FBI時代の上司クロフォードがウィルの元を訪れ、難解な連続猟奇殺人事件の助言を求めに来た。
始めのうちは拒否していたウィルだったが、幸せな家族を惨殺な手口で皆殺しにする殺人鬼に怒りを覚え、捜査に協力することとなるお話。

ハンニバルシリーズの3作目。
ノートン、ホプキンス、レイフの演技が凄すぎて何の違和感もなく、すっと話に入り込めた。みんな大好きレクター博士の立ち位置が端役でメインはウィルと殺人鬼。
自分がどんなに不利な環境でも決して劣勢にはならないレクター博士には脱帽。

やっぱり、殺人鬼でも異常犯罪者でも最初から悪いわけではないと感じた。
出生後の環境やトラウマ、不快なことを通じて、罪を犯すのであって理由のない罪などないということを考えさせられるような映画だった。
それと最後のどんでん返しはとてもハラハラドキドキだった!