このレビューはネタバレを含みます
疎遠、障害、遺産相続などがあっても、兄弟の愛は普遍で育むことができるものだと教えてくれる。
心を中々開かないレイモンドの機微に対して、チャールズが飲んでうまく付き合っていくようになるプロセスがリアル。簡単ではないし、そこにいらだちや怒りもある。
チャールズの幼少期に唯一心の癒しとなっていたレインマンの正体がレイモンドと知り、チャールズが心を開きだす。
そして、チャールズのレイモンドと暮らしていきたいという気持ちが芽生えていた。しかし、レイモンドにとっては病院で暮らすほうが良いと判断し、別れを選ぶのは「あ、本当の愛なんだな」と感じさせた。