tyapioka

ピアニストのtyapiokaのレビュー・感想・評価

ピアニスト(2001年製作の映画)
4.1
以前、表情の凄まじさが記憶に残っていた作品。今回、受け手側の表情ばかりで、なにか行動している人の表情はほとんど写していないことに気づいた。しかも、その表情はほとんど無表情。だからこそ、ラストの表情に胸を打たれる。恋人から病気と言われ、母親から病気と言われ、何とか普通になろうとしても身体が受けつけない。楽譜のように事細かに自分の性を理解しているがゆえの八方塞がり。きっと誰も信じずにこれからも生きていくのだろう。
tyapioka

tyapioka