このレビューはネタバレを含みます
🌙2024.05.30_24-102
1200人のユダヤ人を救ったドイツ人実業家
オスカー・シンドラーの物語。
3時間越えなので観るのを戸惑っていたけど見て良かった。とても集中して観ることが出来るから全く長さを感じないし飽きない。
初めは稼ぎの道具としてしか見ていなかったユダヤ人たちを見る目が変わり助けるまでの過程がとても人間らしかった。
ラストのこの車を売ればあと10人は助ける事ができたと泣くシーン。大袈裟な感情表現が無かったシンドラーに少し人間味を感じないと思っていたけど、ここで見せた感情にとても引き込まれた。シンドラーの気持ちを考えると苦しくなる。
「殺人者としてではなく人間として家族の元へ帰れ」とドイツ軍に言う台詞も良かった。
全編モノクロで進められ、最後にシンドラーに救われ今も健在な人々が映し出される瞬間にカラーにする演出とても良い。
面白いか面白くないかはさておき、歴史を知る上で見ていて損は無い作品。