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シンドラーのリストのtatsunaoのネタバレレビュー・内容・結末

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

U-NEXTで鑑賞。

スティーブン・スピルバーグ監督作品。


シンドラーはドイツ人のやり手の商売人。ポーランド人より安いユダヤ人を雇いホーロー鍋を生産。戦時では金より物の価値が重要だという所に目をつけ、いろんな物を調達しては、官僚に賄賂を渡し、企業の認可を得ていく。安いユダヤ人労働力で富を築いていく。

戦況が悪化して、アウシュビッツ収容所はじめ、ユダヤ人の殺戮が酷くなってきて、シンドラーの社員も連れ去られていく。

シンドラー社の経理を担当していた優秀なアカウンタントをギリギリのタイミングで汽車🚂から引きずり下ろす。

人を人として扱わない、余りにも酷いドイツ軍の仕打ちに胸が張り裂けそうであったが、このような事が実際にあった訳だし、今でも自分が知らないだけで、世界🌎の何処かで同じような事が起きているのだと思う。

特に多くの子供達が大きなトラックに乗せられて、何も知らない子供達は笑顔でお母さん達に手を振るシーン、母達は子供をなんとか助け出そう、最後に一言でも自分の子供に声をかけよう、目を見ようと、自分の命など顧みずトラックに駆け寄る所は、言葉では言い表せないほど辛いシーンでした。本当にこんな事があってはならないし、戦争は人を人で無くしてしまう。

あまりにも酷いユダヤ人の虐殺を目の当たりににしたシンドラーは、ユダヤ人の命を救おうと考えるようになる。


金💰やダイヤ💎、ウォッカ、タバコ等自分の財産を注ぎ込んで、官僚達を買収し、シンドラーのリストに記載された人を、働き手として、別の工場🏭に移送するように手配していく。

外見は兵器工場だが、人を殺せないように、わざとポンコツ兵器ばかりを作るところはシンドラー中々の策士である。

そのお陰もあってか戦争は終結。シンドラーは1,100人のユダヤ人を助けた。しかし彼は、金があればもっと助けられた、この車を売っていれば、この金を売っていればあと何人助けられたかと悔やむのである。人の命が何よりも大事なのだと教えてくれた。

シンドラーの企業をいつも支えてくれた経理の人。いつ自分の身に何が起きるかわからないのに。いつも冷静で黙々と仕事をこなす良い人だった。

シンドラーの企業は戦後振るわなかったとあったが、きっと利益以外のものを追い求めていたのだろうと推測する。

そして彼が助けた1,100人の子孫は今も生きている❗️

こういう映画を見ると、平和は過去の時代に生きた人々の犠牲の上に成り立っており、それが故に過去の歴史を良く学ばなければならないと思った。
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