現在働いているドイツ企業へ転職した際に少しでもドイツのことを知ろうと思い、幾つかドイツに関連した映画や本を手にした、その中の一つがこの一本。
子供の頃は自分自身の世界に対する無関心さ故、テレビや映画で見られるものは自分とは関係のない別世界の出来事だった。年を重ね世界中の人たちと共に学び、働くようになってから歴史が「今」自分が生きている世界とつながっていることを痛感することがある。
「事実は小説よりも奇なり。」とはよく言ったもので、過去にこんな恐ろしい現実があったとは、一時期ドイツ人が怖くなってしまったことも^^;(転職活動していた時にドイツ企業を中心に探したのは、留学時代に最も親しくしてくれたり、とても魅力的だった留学仲間の数人がドイツ人だったからなのに笑)
一人の狂気/恐れが社会に広がり、結果ホロコーストへ。
「孤立」に対する人間の弱さがそうさせたのか、本当のところは正直今も自分の中で咀嚼しきれてなく。
ただ原因は何であれ、いとも簡単に人の命が奪われるあの状況下でオスカー・シンドラーの勇気ある行いは強く、偉大。
その後のドイツの姿勢もまた素晴らしいね。