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シンドラーのリストのaknのネタバレレビュー・内容・結末

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

私が人生で初めて観た洋画であり、私の1番好きな映画。既に数え切れないほど何度も観ていますが、何度観ても感動するし、観る度にOskarの気持ちをより深く感じるので好きです。


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※評価点数=私の個人的な好みです。
(25点が普通として、50点満点。)


*ストーリー 50/50
金稼ぎを目的にやってきたOskar Schindlerが賃金の安いユダヤ人を雇いお金持ちになるが、敗戦が近づくと自身の財産でユダヤ人を救いはじめるという話。ユダヤ人がメインではなく、珍しくナチ党員の視点から描かれるホロコースト。(ナチ党員といっても、Oskarはバッヂをつけているだけで実際に政治には積極的ではなかったそうだが) ナチ党員の中にも、彼のように、ユダヤ人への不当な扱いをおかしいと思い、助けたいと思う人は一定数いただろうと思う。しかし当時のドイツの社会では難しかったのだろう。Oskarも最初は金儲けだけでユダヤ人のことなど考えていなかったし、中盤から後半に差し掛かるまでは、ユダヤ人の救済ではなく金儲けがしたいだけというような素振りを見せていた。実際にユダヤ人を救いたいという意思をはっきりと口にしたことは、本当に最後までなかった。
ストーリーは良いところがありすぎるので書ききれませんでした。


*演出 50/50
この作品の1番の魅力は、黒白の映像。スピルバーグが「当時の話はほとんど白黒でしか見たことがないので、黒白でしか表現できない」的なことを言っていたが、確かに黒白だからこそ、実際の映像のようにリアルに映されている。それから有名な赤いコートの女の子。この子と、冒頭の炎だけが色付きなのだが、これにもたくさんの意味がある。


*役者 50/50
当時は無名だったLiamを起用したそうだが、完全に当たりだったと思う。LiamとRalphは話していなくても、目だけで感情が伝わってくるのが素晴らしい。


*音楽 50/50
ジョンウィリアムズの曲はだいたい全て好きなのだが、特にSchindler's Listのテーマは曲を聞くだけで作品を観ている時の気持ちにさせてくれる。


*映像 50/50
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