このレビューはネタバレを含みます
批判的、ではないけど
批判寄りのレビューです。
自分の脇見運転で殺してしまった恋人含む七人への罪滅ぼしで
人生の壁にぶつかっている七人の"いい人"達に贈り物をする
設定はすごい好きなんだけど...
まず親友の立場がムゴすぎないか。
自殺するから後の事お願いねって
あのとき止めていればって先々生きていく中で『見殺しにした』と思いつめる日が来るんじゃないか、とか
それだけティムが本気で止めれなかった、彼の気持ちを尊重した親友。と思えばいいのかも知れないけど
あたしはエゲつねえな、と思った。
彼が例えば余命残り幾ばくもないとかって設定だったらまだアレだったんだけど...
あとエミリーへの手紙に何が書かれていたのかってゆうのを見せてほしかった。
内容によってはまだ観てる側が救われる部分もあったんだけど..
これもなかなかムゴくないですか?
心臓に爆弾抱えてる女性と恋仲になって、目が覚めたらティムはいない変わりにポケベルが鳴る。
心臓移植が終わって事の真相がわかった時にはもうティムはこの世にいない。でも彼の心臓は自分の心臓となって動いている。
罪滅ぼしの為に自らの命を断ったティムの心臓を抱えてこの先を生きていくって物凄く重たくないですか。
エミリーのもしもゲームで
もし心臓移植が成功したら、のクダリで
ティムが『もし僕達に子どもができたら』
って言葉返したじゃないですか
いや...その後のその心臓は重すぎるやろ...
それなら二人には恋仲にならないでほしかった...
ティムを演じるウィル・スミスのなんとも言えない表情の作り方とか、気持ちの表現の仕方とかは見事だなぁと思ったし
綺麗に笑えない笑顔とか見てて心にズシッとくるものがあったけど
エズラはゆうてそこまで関わりのない人からの眼球移植だったので
この先『ありがとう』と思いながら生きていけるかもしれないけど
いやぁ、これはちょっと色々とキツイお話でした。