さっくー

ハリー・ポッターと賢者の石のさっくーのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

面白かったけど長い。
テンポ感はすごくよかったし、子供達のわちゃわちゃ感に癒された。
個人的にはスネイプがハリーに対して小言を言うシーンは世論的にはいびっているように見えるのかもしれないが、教師としての役割を全うしているように感じた。親戚の家で虐げられていたハリーは魔法の世界に飛び込んだだけで周りの環境が一変する。自分自身の能力は何も変わっておらず、変わったのでは環境だけである。その名声にはなんの意味もない。そんなことをハリーに諭す名シーンのように感じた。スネイプ先生いい奴!
また、3人で困難に立ち向かっていく様は視聴者のニーズに応えるようなドキドキワクワク感満載で、チェスのシーンはより鮮明に記憶に残った。彼らの今後の成長やその描写にかなり期待できる良い一作目だったと思う。
クィディッチは本当のスポーツとして成り立つのでは?と思うようなシーン構成とルールで魔法の世界にもし独自のスポーツがあったらと言う現実的ないい設定であったと感じた。
一方でやはり作品の長さや一つ一つの出来事の繋がりのなさに少し違和感を感じた。1作の中で1年が過ぎかなりの出来事が詰め込まれるように過ぎ去っていたが、クィディッチのシーンまでは本筋である賢者の石とはほとんど無関係。各キャラクターを際立たせるためや、3人が困難に立ち向かっていくポップな展開を求めての構成であったのだろうが本筋とは無関係なのか!とツッコミたくなってしまった。面白かったからまだよかったが…
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