けっこう前に観たはずなのに何も覚えておらず何となく再鑑賞。心霊現象レビュアーがやばいホテル引き当てちゃってどうなるのよこれ、って作品でした。
すごく丁寧な導入シーンに古き良きハリウッドの名残を感じでしんみり。どんどこハードルを上げながら部屋突入まで楽しませてくれます。
...と、残念ながらここがピークでした。部屋に入ったらもう一人コントの舞台を観てるようで、期待していた怖さは何処へやら。美術さん頑張ってるなーという印象。
スティーブンキングらしいネチネチと過去の失敗を擦り付けてくるような設定は好きです。演出はもう美術さん頼りですが。
結局、ホテルと支配人と差出人とかはどういうことなのん?という意味深な部分を、余韻ととるか、キングらしいほったらかしととるかで作品の印象は違うかなと思います。私は後者でした。無念。
ホラーが欲しくて観るような作品ではないですが、ジョンキューザック好きには1000%おすすめです。ラストのドヤ顔も是非。よかったです。